ターンアラウンドマネージャーの理論

市場の環境が大きく変化し、その予測が難しい中、企業経営の失敗により、倒産の危機に直面するケースもあると思います。

事業の再生は、倒産の危機に直面している企業だけでなく、既存の見直しなど、ターンアラウンドマネージャーの存在は大きいと思います。
事業再生という視点で、この書籍を購入しました。

理論と実践と副題が記載されいますが、理論の比重が多いように感じます。
実践には、なかなか利用できないと思います。

ただ、ポイントの押さえ方など、参考になると思います。
各章で、興味のある部分を読むのも良いかもしれません。


  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年09月19日20:16

組織論「組織」は「人」で、「人」が「組織」

約480ページの長編です。
読み応えがあります。

経営不振となった大企業の再生物語です。
経営ノートや、その都度、経営に役立ちノウハウが掲載されています。(企業経営理論の分野を網羅していいる感じです。)

人は、組織であり、組織は、人ということがよく分かります。
会社を元気にするのは、リーダーの「高い志」と「魂の伝授」という最後の言葉は、重みがあります。


V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年06月04日20:45

ビジネススキル、コミュニケーション力を磨く診断士試験

コンサルタント国家資格 中小企業診断士。
独立して中小企業の支援をされる方、企業内で取得した資格を活かす方など様々です。
NECグループ中小企業診断士は、企業内診断士の可能性に挑戦されています。
「志あるところに道ができる」という言葉に惹かれました。
おそらく、1次試験での7科目、2次試験での論理的思考、実務補修と、経営についての総合的な知識を深めると共に、同じ仲間との協業によるコミュニケーション力等を養うことができる資格が「中小企業診断士」なのかもしれません。





  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年04月24日20:12

中小企業の知財を考える上で役立つ書籍

下町の技術系中小企業が舞台の小説です。
話の内容は、テンポ良く、主人公とその企業を取り巻く経営環境の変化など、とても、面白いと思います。
「組織」という観点から見ても面白と思います。
色々な方に読んで頂きたい書籍です。

そして、「特許」が終始関係する点が、技術系企業の共通する内容かもしれません。
知財立国で生き残りをかける日本という点から考えると、中小小規模企業の経営者、法務部門、支援機関など、参考になると思います。



  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年03月17日15:11

中小小規模企業にとって役立つビジネスモデル

妹尾堅一郎氏の話

「知財」について。
地域大学の「製法特許」による地域の共倒れ共同開発の例。
特許によって、オープンになった製法技術が中国、韓国、台湾などで模倣されること。
何をオープンにして、何をクローズにするか。




3つ目が「ビジネスモデル」について。
インテルのような「インサイドモデル」、アップルのような「アウトサイドモデル」、エレベーターやプリンターのような「本体メンテナンスモデル」。

そして、第145回(平成23年度上半期) 直木賞受賞『下町ロケット』をひとつの中小企業のモデルとして一読をすすめていました。

  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年03月06日21:19

3代100年潰れない会社のルールって何でしょう?

企業は組織に尽きる感じです。
本書では、事例企業が多く掲載されていますが、それぞれの事例は、それほど深くないのが残念です。

ただ、企業の廃業の多くが承継問題というのは、後継者問題が日本全体の共通のような感じがします。
「信頼」という商売の基本は、いつでも変わらないということでしょうか?

ビジョン、優位性、統治、リスクマネジメント、長期的な関係性、承継問題は、企業が永続するポイントということは感じました。

深い事例を求める方には、向かない書籍かと思います。
ただ、広く色々な企業の社是や家訓などを参考にする方には、役立つかもしれません。

先の見えない今に参考になる点もあるかもしれません。




  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年02月09日14:53

企業の在り方、中小、小規模企業が目指す道

北海道・中標津町の三友牧場さん。
20歳あたりで自分で開墾し酪農を始め、牧草の種まきから苗を育て、牛を牧場で飼い、牧草で育てるこだわり。

多くの酪農家は、規模と効率を重視し、1ヘクタールあたり牛数頭で経営を行うのが一般的のようですが、三友牧場さんは、1ヘクタール当たり牛1頭を原則。

「牛乳を売るのではなくおいしい牛乳という価値の提供を目指して酪農を営んでいる」という理念のもと、事業を継続されているようです。

北海道・中標津町の三友牧場さんに、企業の在り方、中小、小規模企業が目指す道、仕事とは何かを気づかされるように感じます。

北海道・中標津町の三友牧場さん
http://mitomo-cheese.com/

  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年01月27日16:39

元気なモノ作り中小企業300社に選ばれた方の静電気の著書

筆者は、中小企業庁:元気なモノ作り中小企業300社にも選ばれた高柳代表取締役社長。
元気な企業は、研究に熱心なんだと改めて感じました。

項目ごとに、わかりやすく静電気について説明されています。
興味のある項目だけ読んでも、参考になります。

静電気のお悩み解決!静電気対策、異物対策のことなら静電気除去器とホームページのキャッチコピーも納得です。

身近な静電気ですが、製造現場では、お困りかと思います。
一度、読んでみてはいかがでしょうか?


中小企業庁:元気なモノ作り中小企業300社
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/monozukuri300sha/3kantou/18shizuoka_04.html

実証主義
http://www.trinc.co.jp/case/

株式会社TRINC(トリンク)
http://www.trinc.co.jp/


  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年01月22日20:31

日常生活で体感する静電気を科学する本

身近な静電気。
静電気のことを知るのに良い本です。

工場やオフィスなどで、静電気が発生することで、製品の品質が悪くなったり、精密機器が壊れたり・・・・
静電気の本質を再確認することで、静電気とより良く付き合う方法が分かります。

実は、静電気は、コピー機で利用されていたりと実は身近な存在です。
実験データも豊富です。

製造現場の方々には、再度、静電気について知識の確認には、良いかもしれません。
印刷業界、精密機器業界など、静電気に悩まされている方には、一度、本書をおすすめします。



  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年01月17日20:26

企業の永続の条件とは

日本は、老舗企業がとても多いです。
老舗企業が多い業種は、清酒製造、酒小売・・・
老舗企業を取り巻く経営環境は厳しい
(どの業界でも同じく厳しい)
清酒製造が老舗に多いのは何となく納得です。
酒蔵は、日本の文化のひとつのようにも感じます。
帝国データバンクの『百年続く企業の条件』で紹介されている事例企業は、大切にした日本の企業のように感じました。
老舗企業の家訓などは、現在でも非常に参考になると思います。
例えばある老舗企業の社是「信為万事本(信は万事の本と為す)」は、今も昔も同じ。
その他、老舗企業が消える大きな要因は「事業承継」。
老舗企業の強さは、営業外損益など、納得の内容が多く記載されています。
基本的に、企業が永続するには、「人」だと感じました。



  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年01月15日20:25

組織は「人」、組織の上に立つ「人」の行動で組織風土が決まる

日本マイクロソフト株式会社 代表執行役 社長に就任した樋口 泰行氏の書籍です。
企業経営における「組織機能」、「生産流通機能」、「金融機能」の中で、特に、「組織機能」が重要だと感じた一冊です。

書籍の中のP26の抜粋。
「あなたがいるから頼むのだ」、「何かあったら直接連絡する」という声とともに取引をいただいたケースが多かった。会社対会社といっても、会社を構成する人員の信頼の積み重ねが、会社の信頼につながっていくのだ。

書籍の中のP83の抜粋。
とりわけアジア、日本では、この人と一緒に働きたい、この人のために働きたい、という感覚が強いと思う。
「お金のために働く」という価値観だけでは、やはり求心力は会社の中に生まれてこない。

書籍の中のP166の抜粋。
とりわけ、関わる人の心が大事なのだと私は思っている。
人こそが、事業の命なのだ。
だからこそ、人の心が動いたことを感じるときが何より、経営者冥利に尽きる。

最後の章では、マイクロソフトと、クラウドなど、マイクロソフトの取り組みが紹介されていますが、「経営」や、「組織を率いる」ことについて何かヒントになる書籍だと思います。


  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2013年01月01日14:52

大学院を目指す方|研究計画書の大枠の書き方が分かる

大学院を目指す方の登竜門研究計画書。
大学で卒論は書いたが、卒業後は論文とは疎遠になる方が多いと思います。
願書には、研究計画書とさらっと記載されていますが、どのように書いたら良いか分からないのが大方だと思います。
研究テーマの見つけ方、研究計画書への落とし込みなど、苦労すると思います。
研究計画書の書き方に正解はないと思いますが、今までの自分自身が通った道と、その道で課題となった点を大学院でどのように解決したいかを落とし込むことと感じています。
本書では、各大学院で合格された方の体験談や、研究計画書のサンプルが掲載されています。
研究計画書の書き方のノウハウも若干ありますが、自分自身がどのようになりたいのか確認するのに役立つ書籍だと思います。
注)ただ、この書籍を読んだからと言って、研究計画書は多分、書けないと思います。
細かい点は、自分で考えないとダメだと思います。





  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2012年11月25日08:00

大きな切り口は、①海外販路、②地域金融機関、③女性の活躍

東日本大震災後の経済をベースに、中小企業の今後として、①海外販路、②地域金融機関、③女性の活躍の3つについて、統計データとともに説明されています。
コラムなど、役立つ情報もあると思います。
東日本大震災の後、健闘されている地域のリーダーの方々の姿が思い浮かびます。



  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2012年11月24日11:51

検索ビジネスがこれから変わるソーシャルシフト

パラダイムシフトしてます。
SEOも、これからは、SNS経由になるかもしれません。

アメリカでは、すでに、SNS経由での商品購入が増えているようです。


  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2012年02月26日19:50

ネットで商品、サービスを伝えるコツとは??

お客様から選ばれるウェブ文章術



毎日新聞の夕刊で、紹介されてました。  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2011年12月03日07:08

Facebookページ制作に役立つ書籍

フェイスブックページ作成に役立つサンプルページを探していたら、あるページにたどり着き、管理者の方が、編集した書籍を見つけました。
サンプルコードは、結構役立ちます。

企業用のデザインページなど、サンプルソースも充実していました。


  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2011年10月30日16:41

成功者のみが語ることができる過去の失敗談

タイトルで、書籍を購入しました。
読みやすいので、一気に読み進めることができます。

感想は、どん底から、這い上がった成功者のみがクローズアップされるんだなぁといった感じです。
おそらく、同じような境遇の方は、多いけれども、その状況を打開できる人は、ごくわずか・・・

この書籍の方も、一握りの成功者のように感じます。


  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2011年10月16日19:07

営業の基本とは、方法論など掲載が満載です

経費をどんなに圧縮しても、企業は、売上をあげないと倒産してしまいます。
「売上UP」と一言で言っても、実際、何を行うとよいのかわからないことも・・・

この書籍には、筆者が体験され、体得した営業のノウハウがしっかりとつまってます。

ベネフィット
アイテム
プロセス
可能性

この4点、非常に、重要だと感じました。

営業は、「人間力」とでも言いましょうか?、終わりの章では、そうだなぁと感じる点が多くありました。

「営業」の基本、ビジネスの基本、「信頼関係」とは、どのようなものか、一度、お読みください。




  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2011年10月02日09:05

日本経済 経営者、従業員 共に 闇・・・

書店で、『仕事がない!-求職中36人の叫び』のタイトルが目に入り、購入して、読みました。
求職者の体験が、4ページ、それぞれ、掲載されています。

読んでいると、「暗くなります」が、これも、また、現実なんだと感じました。
2008年のリーマンショック以降、中小、小規模企業の倒産が、増加していたように思いましたが、やはり、雇用される従業員も、厳しい現状なんだと、書籍を読んで、改めて感じました。

政府が毎年発行している『中小企業白書』の2010年版の第1章で、リーマンショック以降の中小企業の景況などについて、統計などの記載がありましたが、この書籍を読んで、本当に暗くなりました。

新規雇用が増えるのは、創業による雇用創出とのことで、政府も、事業推進をしていますが、この経済状況では、厳しいような・・・

国内需要も少ないため、海外展開、特に、アジア諸国の取り組みも同じく、政府は事業推進をしていますが、海外で、事業を展開できる人材や、ノウハウも、そう簡単にできないような・・・

私見ですが、この著書『仕事がない!-求職中36人の叫び』により、今、置かれている日本の現状がひとつ、分かるように思います。

国策に携わる方に読んで頂きたい著書のように感じます。



  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2011年08月21日11:23

キャリアを考える|自分自身が積み重ねて来たことの確認ができる

先ず共感を覚えたのは、
30代で、組織から求められる2パターンの大きな枠がある。

1つが「マネジメント(部下を持ち、育て、結果を出す)」
2つが「職人のような専門職」

この2つに、進む道が分かれるということです。


総論として、本書は、非常に読みやすかったのです。
でも、読み流すのではなく、じっくりと読み、ひとつひとつ、自身で考え、実行することが大切だと思います。

それぞれの章が、年代別に自分自身の力を耕すためのポイントが記載されています。
それぞれの章の最後に、おすすめの書籍が紹介されているので、参考になります。

自分自身の体験だけでは補えない部分を補ってくれる書籍だと思います。



  


Posted by 沼口 一幸 at ◆2011年01月01日18:46